ハードディスクや、USBメモリなど記憶媒体のフォーマット形式の一部
対象のディスクを選択 → 右クリック → フォーマット
で表示される。
※実際にフォーマットしてしまうと格納データは消えます!!
◆下の図は、32GBのUSBメモリをフォーマットする画面
アロケーションユニットサイズは、ファイル管理の最小単位
USBは、半導体メモリなので、円形ではありませんが、基本的な保存形式は同じです。
ここからは、説明図を理解していただくためにハードディスクドライブを例に説明させていただきます。
ハードディスクにファイルを保存するとき、そのファイルが一定以上の容量をもつ場合は、複数に分割して保存されます。
例えば10KB(キロバイト)の容量をもつファイルを保存するとします。このときファイルは、4KB(バイト)、4KB、2KBの3つに分割して保存されることになります。
まずは下の図をご覧ください。
■:トラック ■:セクター ■:クラスター
※注意■:トラックは実際にはレコードのように
円盤いっぱいに敷き詰められています
ハードディスクを円周方向に区切ったオレンジ色の区画は「トラック」と呼ばれ、そのトラックを放射状に区切った区画を「セクター」といいます。
■トラック
データを記憶する事の出来る領域
■セクター
セクターはハードディスクがファイルを記録する最小単位。その容量は(ほとんどの場合)512KBです。
これだとファイルの管理が細かくなりすぎるので、複数のセクターをまとめた「クラスター」と呼ばれる区画でファイルを管理します。
■クラスター
このクラスターの大きさ(セクターの合計数)を「クラスターサイズ」とか「アロケーションユニットサイズ」と言います。
どちらの言い方でも間違いではありません。
アロケーションユニットサイズは、Windows XPやWindows Vista、Windows 7など、現在よく使われているバージョンでは、
4KB(4,096バイト)が標準となっています。
▲2014年時点では購入時、16キロバイトとかが標準になつている場合が有る。
これは、媒体自体が大容量記憶化したため。
先ほど例に挙げた「10KBのファイルを保存すると、3つの区画に分かれて保存される」というのは、
4KB+4KB+2KBで、3つのクラスター(合計12KB)を使って保存されることになります。
このとき3つめのクラスターは、4KBある容量に対して2KBしかデータが保存されていません。
こうしたクラスター容量にムダが生じることを「クラスターギャップ」といいます。
クラスターギャップが増えるほど、ハードディスクの使用できる容量は少なくなります。
クラスターギャップを最小限に抑えるには、アロケーションユニットサイズ(クラスターサイズ)をできるだけ小さくすることです。
但しアロケーションユニットサイズを小さくすると、今度は大きなファイルを保存するときに細かく分かれ過ぎてしまい、読み書きスピードが遅くなったり、ファイルの断片化が生じやすくなります。
アロケーションユニットサイズの選定
基本的には「既に選択されているアロケーションサイズ」
もし、いじってしまって選択されていたアロケーションサイズが分からなくなったら、
「標準のアロケーションサイズ」を選択しておけば、特に問題は無いです。
但し、どんなファイルを保存するかで、選択しなおした方が良い場合が有ります。
結論から言うと下記の通り
動画(録画)等「1つのファイルの容量が大きい場合」は、アロケーションユニットサイズを大きめ
会社の書類など、「1つのファイルの容量が小さい場合」は、アロケーションユニットサイズを小さめ
注意!
適切な設定値を設定すると、パソコンがデータにアクセスした際の読出しスピードが格段に変わります
ただし、最近のハードディスクはかなり高速化しているので、体感できない場合もある
その場合、保存できる容量が、実際の表記されている容量まで保存できない場合が有るので、標準設定を推奨
まして、書類とか小さいファイルと大きいファイルの混合であれば、なおさら標準設定を推奨